アイデアは“順番”で生まれる!?誰でも発想力が身につく5つのステップ

誰でも発想力が身につく5つのステップをご存じですか？

このコラムでは、アイデアを発想するために必要な5つのステップを分かりやすく解説しています。このステップを理解することで発想力が身につき、アイデアを考えることが楽しくなってきますので、どうか最後までお読みください。

---

1. アイデアとは何か？それは “才能” ではなく “技術”

1-1. アイデアの定義

「アイデア」と聞くと、「突然ひらめく天才的な発想」を想像しがちです。ですが、その定義と本質はいたってシンプルです。

アイデアの定義＝「既存の要素の新たな組み合わせ」
アイデアの本質＝「課題を解決するための具体的な提案、あるいは方向性」

決して突拍子もない発想である必要はありません。むしろ、「誰の」「どんな悩みを」「どう解決するか？」に向き合った結果として、自然と浮かび上がってくるのが本当のアイデアです。

1-2. アイデアは“課題解決”の道具

優れたアイデアには必ず「解決したい課題」と「それを抱える人」がいます。

• Airbnbは「高すぎるホテル代に困る旅行者」の悩みを解決しました。
• 無印良品は「選ぶのが面倒」「必要なだけ欲しい」など、生活者の声を丁寧に拾い上げています。

つまり、“悩んでいる誰か”を真ん中に置くことが、発想の原点になるのです。

1-3. アイデアは“順番”で生まれる

「ひらめきは準備された頭にしか降りてこない」──これは数学者パスツールの有名な言葉です。

この言葉の通り、アイデアは感覚ではなく積み上げのプロセスで生まれます。次の章ではそのプロセスについて詳しく解説していきます。

2. 誰でも発想力が身につく5つのステップ！

STEP① 資料を集める：視野を広げ、悩みの“輪郭”をつかむ

A：課題や代替案の収集

例）SNSで「○○ 使いづらい」など検索し、実際の悩みの声を集める。

B：関連資料を調べる

 競合サービス、海外の事例、類似商品のレビューなど。

🔧ツール例：Googleトレンド／YouTubeコメント欄／X（旧Twitter）検索／Googleアラート

STEP② 資料の分析：ユーザーの“本音”を掘り下げる

集めた情報を、ただ並べるだけではアイデアは生まれません。「なぜ不満なのか？」を掘ることが重要です。

ユーザーの“本音”やペルソナを明確にする

例：「忙しい主婦が○○に不満＝時短・安心がキーワード」

💡分析の視点：

• 何が不満？
• どんな場面で困っている？
• 既存の代替手段は？

STEP③ 組み合わせる：オズボーンのチェックリストで視点を増やす

オズボーンのチェックリストは９つの質問で構成されており、視点を増やすのに役立ちます。発想が止まったら、オズボーンのチェックリストで思考に刺激を与えてみましょう。

チェック項目	説明
転用したら？	他の用途に変えてみる
応用したら？	他のアイデアから借用してみる
変更したら？	場所・時間など何かを変更してみる
拡大したら？	サイズ・量・時間などを増やしてみる
縮小したら？	サイズ・量・時間などを減らしてみる
代用したら？	他のもので代用してみる
再調整したら？	入れ替えてみる
逆転したら？	順序や視点を逆にしてみる
結合したら？	組み合わせてみる

👆これが、いわゆる“ひらめき”を生む土壌になります。

STEP④ ひらめきを整える：言語化し、形にする

ここでようやく、思いついたアイデアを見える形に整えるフェーズに入ります。

• 言語化する：一言で伝えられるようにする（キャッチコピー化）
• スケッチやワイヤーフレームで視覚化する
• 誰かに話す・プレゼンしてみる

💡言語化 → 見える化 → 第三者に伝えることであなたのアイデアはどんどんブラッシュアップされ、一気に「現実味」を帯びてきます。

STEP⑤ 試す：アイデアの実用性を検証する

良いアイデアは必ず“仮説”から“検証”に進みます。

• リーンキャンバスを使って「見える化」
• MVP（最小限の製品）として試してみる

✅小さく試して、早く学ぶ。それが成功の近道です。

3. アイデアを“見える化”するツール

3-1. リーンキャンバスとは？

1枚のキャンバスで、ビジネスの骨格を整理して可視化できるツールです。課題、顧客セグメント、ソリューション、収益構造…などを一瞬で俯瞰できるのが特徴です。

同じようなツールにビジネスモデルキャンバスがありますが、リーンキャンバスは小規模のビジネスに最適化されています。

3-2. マインドマップ＆マンダラートで発散＆整理

• マインドマップ：関連するワードを放射状に広げて思考を広げる
• マンダラート：9マス×9マスで発想を整理

どちらも「考えを広げる→収束させる」ために役立つツールです。

4. まとめ：すべては“課題と人”から始まる

アイデアを考える上でベースとなる重要な要素は”課題と人”です。

• アイデアとは「誰かの困りごと」に応える提案
• ひらめきは“順番”で生まれる
• 大事なのは、「何を作るか」ではなく「誰の何を解決するか」

【無料相談受付中!!】あなたのアイデアをWebサイトにしてみませんか？

「思いついたけど、形にできない…」
「アイデアはあるけど、誰かに相談したい…」

そんなときは、無料で相談できるWeb制作相談窓口をご活用ください。