
アイデアは“順番”で生まれる!?誰でも発想力が身につく5つのステップ
起業アイデア
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起業を考えている人の中には、「解決したい課題は明確にあるけど、サービスのアイデアが浮かばない」と悩んでいる方は少なくありません。
たとえば、
こんなふうに、誰かの”困りごと”はわかっていても、そこからどうやって具体的なサービスやプロダクトに落とし込めばいいのかで悩んでしまうのです。
この記事では、そんな方のために「課題」から「解決策(アイデア)」を生み出す再現性のあるステップをご紹介します。
まず最初に確認したいのは、「課題が明確」と言える状態かどうかです。
実は多くの人が「何となくの悩み」や「モヤっとしたテーマ」の段階で止まっており、具体性に欠けていることが多いのです。
いくつかの課題がある場合、いきなり全部を解決しようとすると発想が散らばってしまいます。まずは「解決する価値が高い」と思える上位3つの課題に絞り込みましょう。
課題 | インパクト | 緊急性 | 規模感 | 合計点 |
---|---|---|---|---|
子どもの送り迎えが負担 | 高 | 中 | 中 | ★★★★☆ |
離乳食を作る時間がない | 中 | 高 | 高 | ★★★★★ |
SNSでの情報収集が疲れる | 低 | 中 | 高 | ★★★☆☆ |
→ このようにして、定性的な悩みを定量的に整理していきます。
選んだ課題について、すでに**世の中にある解決方法(=代替案)**を徹底的に洗い出しましょう。
ここで大事なのは、「自分のアイデアを思いつく前に、既に存在する選択肢を知る」ことです。
多くの初心者は、代替案の調査を飛ばしてしまうために、既存サービスと被ったり、非現実的なアイデアになりがちです。
手法 | 説明 |
---|---|
Google検索 | 「○○ 課題 解決方法」「○○ ストレス 軽減」などで検索 |
X(旧Twitter) | ユーザーのリアルな悩みと工夫が見つかる |
YouTube | 使い方紹介・体験談などが視覚的にわかる |
Amazonレビュー | 類似商品への不満・満足の宝庫 |
代替案 | 形式 | 特徴 |
---|---|---|
離乳食宅配サービス | サブスク | 忙しい親向け、やや高額 |
市販のベビーフード | 単品購入 | 安価・選択肢豊富だが、味にムラあり |
時短レシピ本 | 書籍 | 自炊派向け、準備が手間 |
育児アプリ内レシピ | 無料/有料 | 忘れやすく実行率低い傾向 |
「すでにあるからやめよう」ではなく、「どこが満足されていて、どこが不満なのか」を見るための調査だと考えましょう。
代替案をリストアップできたら、次はそれらに対して「ユーザーが満足しているポイント」「不満を感じているポイント」を調査します。
ここがアイデア発想の最重要ポイントです。
すでにあるサービスを否定するのではなく、すでにあるサービスで満たされていない部分に注目するのです。
カテゴリ | 例 |
---|---|
価格 | 「毎月この金額は高い」 |
UX(使いやすさ) | 「アプリの操作がわかりづらい」 |
利便性 | 「すぐ届かない」「重くて運べない」 |
信頼性 | 「誰が作ってるか不明」 |
対象のズレ | 「一部の人向けで、自分には合わない」 |
→ こうした不満を分類してストックしておくことで、あとからアイデアの種になります。
ここまで集めた情報をもとに、「じゃあ、どうしたらもっと良くなる?」を考えるステップです。
このとき役立つのが、有名な発想フレームワークである「オズボーンのチェックリスト」です。
チェック項目 | 説明 |
---|---|
転用したら? | 他の用途に変えてみる |
応用したら? | 他のアイデアから借用してみる |
変更したら? | 場所・時間など何かを変更してみる |
拡大したら? | サイズ・量・時間などを増やしてみる |
縮小したら? | サイズ・量・時間などを減らしてみる |
代用したら? | 他のもので代用してみる |
再調整したら? | 入れ替えてみる |
逆転したら? | 順序や視点を逆にしてみる |
結合したら? | 組み合わせてみる |
→ このように、不満からの発想は非常に具体的で、リアルなニーズに基づいています。
アイデアが浮かんだら、それを言語化して他人に伝えられるようにしましょう。おすすめなのが、**リーンキャンバス(Lean Canvas)**というフレームです。
「ビジネスモデルを1枚のシートで可視化」するためのテンプレートです。特に起業初期では、スライド資料よりもこの1枚で全体像が伝わります。
これまでのアイデアを、このリーンキャンバスに当てはめたものです。ビジネスモデルの全体像が一目で見て取れますね。
🎁 コツ:完璧じゃなくてOK。まずは「ざっくり」可視化してみることが大切です。
リーンキャンバスの書き方については次の記事で詳しく紹介していますので、あなたの起業アイデアにお役立てください。(無料テンプレートもダウンロードできます。)
アイデアがまとまったら、次は「最小構成(MVP)でテスト」してみましょう。MVPとは、「最低限の機能で、ユーザーから反応を得る」ための試作品です。
種類 | 内容 | 例 |
---|---|---|
ランディングページ | アイデアを紹介して、反応を見る | 仮の予約受付ページ |
プロトタイプ | 動かないけど見た目がある | FigmaのUIモックアップなど |
手動対応 | 自分で裏側を動かす | チャットで手動注文受付など |
→ MVPは「作る」より「見せて反応を得る」ことが目的です。
👉 ポイント:MVPを用いてフィードバックを集めアイデアをブラッシュアップしていくことが成功の秘訣と言えるでしょう。
ここまでの流れを振り返ってみましょう。
このプロセスを使えば、ただの思いつきではなく「顧客のリアルな困りごとに根ざした」実用的なアイデアが形になります。
アイデアが浮かんだら、すぐにカタチにしてみましょう。1枚のLP(ランディングページ)や、無料のモックアップからでも十分です。
そんな方に向けて、初回無料の相談・プロトタイプ制作サポートを行っています。
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起業において「アイデア」はゴールではなく、スタート地点です。本当に大切なのは、「顧客の声に耳を傾けながら、少しずつ形にしていく」姿勢。
この記事が、あなたの最初の一歩を後押しできたなら幸いです。
応援しています!
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