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【徹底解説】UTMパラメータの構造と仕組みを理解しよう!

2025年5月17日

各ツール類

【徹底解説】UTMパラメータの構造と仕組みを理解しよう! 【徹底解説】UTMパラメータの構造と仕組みを理解しよう! 【徹底解説】UTMパラメータの構造と仕組みを理解しよう!

UTMパラメータをより深く理解できるように、この記事では「URLの構成」「各部品の役割」「結合ルールなど」を詳しく解説しています。


はじめに:なぜ「構造の理解」が大切なのか?

UTMパラメータは、単なるURLの“付け足し”ではなく、マーケティング分析の設計図です。構造をしっかり理解しておくと、

  • URLのミスを防げる
  • レポートの整合性が保てる
  • チームでの運用がスムーズになる

など、長期的に大きなメリットがあります。

1.UTMパラメータ付きURLの基本構造

UTMパラメータは、以下のようにURLの末尾にクエリパラメータとして追加されます。

● 基本構文

https://ドメイン名/ページパス/?utm_source=〇〇&utm_medium=〇〇&utm_campaign=〇〇

青文字の部分がUTMパラメータです。

● 具体例

https://myshop.com/sale/?utm_source=instagram&utm_medium=social&utm_campaign=summer_sale

この例では、

Instagram(source:ソース[配信元])経由の
SNS投稿(medium:メディア[媒体])で
summer_sale(campaign:キャンペーン[内容])キャンペーンへのリンク

を表しています。

2.URLにパラメータをつけるルールと記号

? の役割

  • 「?」はパラメータの開始を示す記号
  • 初めてパラメータをつける場合は必ず先頭に「?」を入れる

& の役割

  • 「&」は複数のパラメータをつなげる記号
  • 2つ目以降のパラメータはすべて「&」で接続

● 正しい構造の例

https://example.com/page/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=winter

パラメータの始まりが「?」で、接続部分が「&」になっています。

● よくある誤り

- https://example.com/page/&utm_source=facebook  ← 最初が & なのでNG
- https://example.com/page/?utm_source=facebook&  ← 最後が & で終わるのもNG

「&」の使用部分に誤りがある例です。

3.URLにすでに別の(クエリ)パラメータがある場合はどうするの?

元のURLにすでに「?」が含まれている場合は、UTMパラメータを「&」で追加します。

● 例

もともとの「すでに別の(クエリ)パラメータが付いた」URL:

https://example.com/product/?id=123

赤文字の部分が「すでに付与されている(クエリ)パラメータ」です。

UTMを新たに追加した後のURL:

https://example.com/product/?id=123&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring2025

ルールどおりに「&」で接続します。

4.各パラメータの記述方法と注意点

● 値のルール

  • 半角英数字と「_(アンダースコア)」が一般的(日本語は非推奨)
  • 大文字小文字はGA4では区別される
    例:Facebookfacebook(別のデータとしてカウントされる)

● エンコード(文字の自動変換)に関する注意

  • スペースは %20 または + に自動変換される
    例:utm_campaign=spring saleutm_campaign=spring+sale
  • これはブラウザやGA4が自動的に処理しますが、文字化けの原因になるのでできるだけスペースを避けて記述するのが安全です。

5.UTM構造をチームで共有する方法

  • スプレッドシートで命名ルール表を作成
    source / medium / campaign の候補をリスト化
  • URLビルダーのテンプレートを社内で共有
    Googleスプレッドシートで自動生成も可能
  • 共通の命名規則(命名ポリシー)を文書化
    例:utm_campaignは「媒体_年月_施策名」に統一する など

まとめ:UTMパラメータの構造を正しく理解してミスを防ごう!

UTMパラメータは一見シンプルでも、構造を誤るとGA4でのデータが乱れてしまいます。
基本構造・記号の使い方・命名ルールをきちんと理解することで、分析精度が向上し、チーム全体のマーケティングが洗練されます。