Site Menu

WordPress操作マニュアル

【初心者向け】UTM付きURLはどこで使う?実践シーンと活用法を徹底解説!

2025年5月18日

各ツール類

【初心者向け】UTM付きURLはどこで使う?実践シーンと活用法を徹底解説! 【初心者向け】UTM付きURLはどこで使う?実践シーンと活用法を徹底解説! 【初心者向け】UTM付きURLはどこで使う?実践シーンと活用法を徹底解説!

UTMパラメータは、「どの集客施策から来たのか」をGoogleアナリティクスで正確に計測するために使われます。
でも、「どこでこのURLを使えばいいの?」「全部のリンクにUTMを付けるべき?」と迷う人も多いはず。

そこでこの記事では、UTM付きURLを活用する代表的な5つのシーンを、具体例つきで詳しく紹介します。


1.SNS投稿(Instagram / Facebook / Xなど)

● なぜ必要?

SNSは外部リンクが投稿文やプロフィールにしか貼れないため、投稿ごとの効果測定が難しいです。UTMを使うことで、

  • どのSNSからの流入か
  • どの投稿が成果を出したか

を明確に把握できます。

● 使用例

青文字の部分がUTMパラメータの基本的な構文です。

https://example.com/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=early_summer
  • source(ソース):facebook(自由な文字列)
  • medium(メディア):social(チャネルグループから選択)
  • campaign(キャンペーン):early_summer(自由な文字列)

UTMパラメータに関しては、次の記事で詳しく紹介しています。

「はじめてのGA4 UTMパラメータ入門:初心者でもわかる設定と活用ガイド」
「【徹底解説】UTMパラメータの構造と仕組みを理解しよう!」

● メリット

  • 複数のSNSで効果の比較ができる
  • 投稿ごとの改善がしやすくなる

2.メールマガジンやステップメール

● なぜ必要?

メール経由の流入は、Googleアナリティクスでは「ダイレクト」扱いになってしまうことが多く、分析できなくなります。

UTMを付ければ、「どのメール」「どのリンク」からの流入かを追跡できます。

● 使用例

https://example.com/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=2025_welcome
  • source(ソース):newsletter(自由な文字列)
  • medium(メディア):email(チャネルグループから選択)
  • campaign(キャンペーン):2025_welcome(自由な文字列)

※記事の中に複数の同じリンクがある場合は utm_content を使ってリンクごとに個別で計測できます。

以下の例では”utm_content”というパラメータを使って”btn_top”という値を計測できるようにしています。このルールで、新たにUTMパラメータをURLに追加していきます。

&utm_content=btn_top
  • content(コンテント):btn_top(自由な文字列)

● メリット

  • メールごとの開封率・クリック率との比較ができる
  • A/Bテスト(件名やリンク位置)の評価に役立つ

3.バナー広告やディスプレイ広告

● なぜ必要?

広告プラットフォームごとに出稿しても、GA4での流入元が正確に判別されないことがあるため、UTMで明示する必要があります。

● 使用例

https://example.com/?utm_source=yahoo&utm_medium=banner&utm_campaign=autumn2025_sale
  • source(ソース):yahoo(自由な文字列)
  • medium(メディア):banner(チャネルグループから選択)
  • campaign(キャンペーン):autumn2025_sale(自由な文字列)

バナーの位置別に測定したい場合は utm_content が使用できます。

&utm_content=top_banner
  • content(コンテント):top_banner(自由な文字列)

● メリット

  • 媒体ごとの広告効果(CTR・CVR)をGA4で比較可能
  • どのクリエイティブが効果的か分析できる

4.QRコードを使ったオフライン施策

● なぜ必要?

チラシやポスターにQRコードを載せても、直接アクセスになるため流入元が不明になります。UTMを付けることで、オフライン施策もGA4で可視化できます。

● 使用例

https://example.com/?utm_source=flyer&utm_medium=qr&utm_campaign=event2025
  • source(ソース):flyer(自由な文字列)
  • medium(メディア):qr(チャネルグループから選択)
  • campaign(キャンペーン):event2025(自由な文字列)

● メリット

  • 実店舗イベントやポスターの効果測定ができる
  • オフライン施策のROIが見えるようになる

5.LINEやチャットボットなどの外部メッセージ系

● なぜ必要?

LINEやチャットボットなどは、クリックされてもリファラ(参照元)が記録されず、GA4ではダイレクト流入扱いになることがあります。

UTM付きURLを使用することで、流入元を明示的に記録できます。

● 使用例

https://example.com/?utm_source=line&utm_medium=message&utm_campaign=coupon_reminder
  • source(ソース):line(自由な文字列)
  • medium(メディア):message(チャネルグループから選択)
  • campaign(キャンペーン):coupon_reminder(自由な文字列)

● メリット

  • LINEキャンペーンの成果をGA4で測定可能に
  • クーポン効果などを数値で把握できる

まとめ:UTM付きURLの使用先は「GA4で測りたい場所」すべて!

使用場所UTMが必要な理由メリット
SNS投稿リンクごとの効果が見えない投稿別分析ができる
メールGAで「ダイレクト」扱いされる配信ごとの分析が可能
バナー広告複数媒体を区別したい媒体・デザイン比較
QRコードリファラ(参照元)情報がないオフライン施策も測定可
LINE等直接流入として処理されるチャネル分析が正確に

✍ 補足:UTM付きURLは「すべてのリンク」に使う必要はない!

● 基本ルール

✅ 自然検索(SEO) → (Googleが自動判別)
✅ 内部リンク(同一サイト内) → (GA4のセッションが分断されてしまう)
✅ 外部への配信リンク → (SNS、メール、広告、QRコードなど)

📌 おすすめ:UTM付きURLを手軽に作れる「URLビルダー」

Google公式のUTM作成ツールを使えば、ミスなく正確なリンクが作れます。

🔗 GoogleキャンペーンURLビルダー(Campaign URL Builder)
https://ga-dev-tools.web.app/campaign-url-builder/