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Googleアナリティクス入門:初めての人でも安心!基本から設定まで徹底解説

2025年5月10日

各ツール類

Googleアナリティクス入門:初めての人でも安心!基本から設定まで徹底解説 Googleアナリティクス入門:初めての人でも安心!基本から設定まで徹底解説 Googleアナリティクス入門:初めての人でも安心!基本から設定まで徹底解説

Googleアナリティクスって難しそう…と思っていませんか?
本記事では、これから初めてGoogleアナリティクス(GA4)を使う方向けに、基本的な機能の説明から導入手順、使い方のコツ、注意点までをわかりやすく丁寧に解説します。

初心者がつまずきやすいポイントもカバーしているので、「アクセス解析って何?」「とりあえず導入してみたい」という方にも安心の内容です。


1.Googleアナリティクスとは?

1-1.ウェブサイトやアプリのアクセス解析ツール

Googleアナリティクスは、あなたのサイトやアプリに「どんな人が、どのように訪れているのか」をデータで把握できるツールです。たとえば、「何人がアクセスした?」「スマホから?パソコンから?」「どのページが一番見られてる?」などを詳しく見ることができます。

1-2.誰が、どこから、どのページを見ているかを可視化

Googleアナリティクスでは、以下のような情報を見ることができます。

  • ユーザーの国・地域(例:東京、アメリカなど)
  • 使っている端末(スマホ/PC/タブレット)
  • SNSや検索エンジンなど、どこから来たか(参照元)
  • 訪問したページや閲覧順、滞在時間

こうしたデータを視覚的なグラフや表で確認できるのが「可視化」です。

1-3.無料で使えるGoogleの公式ツール

Googleアナリティクスは完全無料で、Googleアカウントがあれば誰でも使えます。
有料のアクセス解析ツールと比べても高機能で、個人のブログから企業サイトまで幅広く利用されています。また、Google製なので他のGoogleサービス(広告・サーチコンソールなど)ともスムーズに連携できます。

1-4.マーケティングやサイト改善に必須の分析基盤

ユーザーの行動や傾向を理解することで、「どのページを改善すべきか」「どんなキーワードで来ているか」など、具体的な対策が打てます。

たとえば、ある商品ページからの離脱が多ければ、説明文やボタンを改善すべきだと分かります。
つまり、「なんとなくの感覚」ではなく、数字や事実に基づいた判断ができるようになるのです。

2.Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスでは、ただ訪問者数を見るだけでなく、ユーザーの行動や興味・関心を深く知ることができます。

2-1.ユーザー数・訪問数の確認

何人がサイトを見に来たかがわかります。
例:1日で100人がアクセスした/過去1ヶ月で3,000人など。

2-2.人気ページや離脱率の把握

どのページがよく見られているか、どのページで離れてしまったかを分析できます。
離脱率が高い=ユーザーが満足せずにページを閉じている可能性がある、というサインです。

2-3.地域・デバイス・アクセス元の確認

訪問者がどこに住んでいるのか、スマホから見ているのか、どの検索エンジンから来たのかなどがわかります。
たとえば「スマホからのアクセスが多い」と分かれば、モバイル対応を強化すべきと判断できます。

2-4.コンバージョンの測定

「商品購入」「資料請求」「お問い合わせ」などの“成果”を追跡できます。
成果につながっているページやルートを分析でき、改善に直結します。

3.導入の流れ

Googleアナリティクスの導入から初期設定までの流れです。

GeFabでホームページを制作されたユーザーの皆さまには、ご希望に応じてGoogleアナリティクスの導入から初期設定までを無料で行なっています。

Step1:Googleアカウントを準備

Gmailなどを使っていれば、すでにアカウントを持っています。
まだない場合は、Googleアカウント作成ページから無料で作成できます。

Step2:アナリティクスにログイン・プロパティ作成

  1. Googleアナリティクスにアクセス
  2. 「アカウント」(組織ごとの管理単位)を作成
  3. 「プロパティ」(1つのWebサイトやアプリ)を作成
  4. 「データストリーム」を設定(Web/アプリのどちらかを選ぶ)

🔍 ここでGA4が自動的に選択されます。
GA4は最新の計測方式で、イベントベースの柔軟なデータ取得が可能です。

Step3:計測タグをサイトに設置

  • 通常は <script> タグをHTMLに貼り付けます(コードはGAが自動生成)
  • WordPressなどでは、Site Kitなどのプラグインを使うと簡単に導入できます
  • Googleタグマネージャー(GTM)と併用することで、さらに高度な管理が可能です

4.初心者がまず見るべき画面と指標

指標意味補足説明
ユーザー数サイトを訪れた“人”の数1人が何回訪問しても「1ユーザー」
セッション数アクセスの“回数”同じ人が2回訪問すると「2セッション」
平均エンゲージメント時間サイト内の平均滞在時間長いほど「読まれている」「興味を持たれている」
ページビュー数ページが表示された回数1人が3ページ見れば「3PV」とカウント
コンバージョン数成果の達成数(目標の完了)商品購入や会員登録など、目的達成数

5.よくある疑問 Q&A

Q1. GA4って旧アナリティクスと違うの?

A. はい、大きく違います。

旧版(UA)はページビュー中心でしたが、GA4は「イベントベース」。ボタンのクリックや動画の再生なども追跡できます。2023年7月以降、UAはサポート終了。今後はGA4のみ使用可能です。

Q2. 難しそうで不安…

A. 最初は基本の「ユーザー数」「人気ページ」だけ見れば大丈夫です。

よく使う指標から慣れていき、必要に応じてカスタマイズしていくのがおすすめです。

6.便利な活用法とコツ

6-1.サーチコンソールと連携でSEO強化

Google検索からどんなキーワードで来ているかを分析できます。
SEO対策や記事タイトルの改善に活用。

6-2.Google広告と連携で広告効果測定

広告を見て訪問した人がどのくらいコンバージョンしているかを確認可能。
広告費の最適化ができます。

6-3.目標設定で成果を可視化

例えば「お問い合わせ完了ページを開いたら1コンバージョン」と設定しておけば、自動的に成果がカウントされます。

6-4.ファネル分析で離脱ポイントを特定

購入ステップのどこでユーザーが離れているのか(カート離脱など)を把握し、改善に役立てられます。

7.注意点

7-1.プライバシーポリシーへの記載が必要

Googleアナリティクスの利用にあたり、ユーザーに対して「アクセス解析をしていること」を明示する必要があります。

7-2.Cookieバナーの設置を検討

特にEU圏のユーザーを対象とする場合、Cookie同意の取得が義務化されています。
日本国内でも対応が推奨されています(個人情報保護の観点から)。

まとめ

Googleアナリティクスは、「なんとなく運営」から「データに基づく改善」へと変える力を持ったツールです。
最初は難しそうに見えますが、基本的な使い方に慣れれば自然と活用できるようになります。

💡 まずは導入→ユーザー数と人気ページを見る → 小さく改善する
このサイクルから始めてみましょう!